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来永様のヘタレ奮闘記


てけとーに思いついたことをメモ帳がわりのよーに(´∀`)

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10/21 「告白」

を、見ました。
松たか子主演2010年の映画でございますね。

DVDレンタル専門なもんで見る映画が一昔前のものばっかりですがw

この映画を一言で表すならば、


女ってこええええええええええええええ


いや感想としては超薄っぺらいのですが本当にこんな感じでございました。

ネタバレもあるかもしれないのでお気をつけ下さいまし。
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続きをどっかーんと読む

11/16 かんそーぶん

今日はまた勝手に感想をつらつらと述べる日です。
先週金曜日に買った、「少女七竈と七人の可愛そうな大人」であります。
よく考えたら273Pを四日ほどで読破していたようです。
早いのかな遅いのかな。

ネタバレあるかもしれないっす



我輩「恋愛小説」と銘打ってあるものは苦手なんでありんす。
が、この「少女七竈と~」は、表紙に惹かれたことと
最近では恋愛小説でも読んでみたいなと心境が変化したため、
思い切って購入してみました。

まず最初は少女七竈の母となる、川村優奈の語りから始まります。
25歳で教師をしていて、平々凡々すごしている優奈に突然変化が訪れます。
ちょっと「下」の話ですが男遊びをしなければならない衝動に駆られるのです。
その衝動は一度ではおさまらず、ついぞ七人と事を成します。
(通算ではとても七人ではおさまりませんが)


結果、どれが父親かわからぬ、少女七竈(ななかまど)が誕生するのであります。

七竈っつーのは木の名前ですね。
七竈の実は七回、竈で焼いても炭にならないほど硬いんだとか。

風変わりな名前の七竈は風変わりな美少女に成長します。
幼馴染の少年・雪風(ゆきかぜ)との日々を何事もなく過ごしていくのでありますが・・・。

もともと、美しい顔立ちをした二人は町を歩けば視線を集めました。
ところが話が進むにつれて、その視線のなかには別の理由も混ざっている
のであろうことが少しずつじわじわと明かされていきます。

二人は、とてもよく似た顔立ちをしていたのです。
それはそれは、大層よく似て育ってしまったのです。
父親に似た雪風や、父親に似た雪風の妹と、兄弟だと間違われてしまうくらいに。

そして美少年である雪風を慕う、緒方みすずとの会話を機に、
七竈は雪風への想いに気付いてしまうのです。

雪風は言います。
「君がこうも美しく育ったのは、母がいんらんであったからだ」と。
特に美形だったわけではない優奈から、美しい七竈が産まれた理由。
それは母がいんらんだったときに産まれた子どもだから。
母がいんらんのときにできた子どもは、美しく育つのだ、と。

決して、我らの呪われた「繋がり」のせいではない。
と言いたかったんだな、と解釈した瞬間、私も雪風にノックアウトでした。
胸キュン!!!!!!!

これはもう、七竈と雪風がとても風変わりな二人で、
そのキャラクターが微笑ましくて仕方がありませんでした。

なんというか、ゆるやかな物語を、感情の起伏少なく、
しっとりじっくり読ませてもらっている感じでした。

ラストは切なく、しかしどうにもならないんだろう、と現実を思わされます。
事実は小説より奇なり、ですが、この小説は現実よりも現実的です。
それはまぁラストだけですが。


文章から人物たちの意思がすんなり伝わりました。
たとえば、「好き」と言ってないのに、そういう表現でもないのに
あ~好きなんだねぇ、みたいな。
すんなり伝わり、とてもわかりやすいのでやっぱり上手なんですねぇ作者さん。
桜庭一樹という作者さんですが、このお名前は覚えておこうと思いました。


ネタバレが過ぎましたかね。
これは久しぶりにお値段以上の価値ある本だと思いました。

11/10 ふちなしのかがみ

辻村深月さんの「ふちなしのかがみ」読破しましたー。
今日は勝手に感想を述べたいと思います。
ものすごいネタバレでありますよ。




「踊り場の花子」
なぜか階段にいるという花子さんの怪談話。
その小学校にある七不思議はすべて花子さんにまつわるもので、
花子さんに箱をもらってはいけない、食べ物をもらってはいけない、
うそをついたら呪われる、などなど。
そんで学校の相川先生のところに、後輩のチサちゃんが訪れる。
チサちゃんは妙に怪談に興味があるらしく、花子さんの元ネタや
七不思議の話など、相川をずるりずるりと引き込んでいくのである。

一発目にしてはめちゃめちゃ怖かったであります(((゜д゜;)))
どんどん追い詰められていく様が恐ろしく、
プツン、と突然映像が切られてしまったかのような終わり方は印象的でした。


「ブランコをこぐ足」
いわゆるこっくりさん関係のお話。
レトロで誰でも知ってる題材でありますが実は一歩はずれたところでの恐怖。
女の子がブランコをこぎすぎて、身体が吹っ飛んでしまいそのまま事故死。
クラスで仲のよかった何人かで交互に視点が変わり、
それぞれの見解が述べられていきます。
こっくりさんをやっていたせいで呪われた。と思っているわけです。
しかしその実、女の子が吹っ飛んだ直接の原因は
学校にありがちな「グループ」に関する孤独。
このまま吹っ飛べば、本物の親友である誰かが心配してくれる、というような。
まぁ最後の最後はちょっとよくわからなかったけれど。

「おとうさん、したいがあるよ」
これがもー一番訳わからなかった。あまり読み返す気も起きない。
ボケてしまったおばあちゃんと足の悪いおじいちゃん。
二人の家が一ヶ月もほうっておくとものすごいゴミ屋敷になるので
主人公一家が、とりあえず週一で片付けにくることに。
ところが家の中には無数の人間の死体があり、一家はぎゃっと驚くだけで
山に埋めるだの燃やすだのと、そこらのネズミの死体のように扱っている。
お父さんは死体を埋めたことを次の週には忘れていたり、
最後にゃ誰のかわからん葬儀を行っているっぽかったり、
死体に関わっておきながら恋愛云々について悩む主人公であったり、
とにかく訳がわからなかった。

感想を探してみても結局多くの人が「解説求む」の状態みたいでしたw
最後の葬儀(なのかよくわからんが)は普通にばあちゃんなのかな、と思いつつ、
元彼のことを示唆するような一文があったような気がしたり、
だとしたら元彼の葬儀をその一家がやる理由がないし。
とにかく難しすぎて我輩には理解し得ないお話でありました。


「ふちなしのかがみ」
タイトルにもなっているお話。
午前0時にある方法で鏡を見ると未来が見えるというもの。
これもレトロな臭いがするいいお話でありました。
主人公のカナちゃんは、あるパブかなんかでサックスを演奏する青年に恋します。
そこでかがみの占いをすると、自分と青年にそっくりな少女の姿が映ります。
自分らは結ばれて子どもが生まれるんだと悟ったカナちゃんは舞い上がりますが
青年には中学から続いている彼女がいると知り、悪夢にもうなされるようになり、」
未来を壊す方法を探します。やり直すためですね。

未来を壊す方法は、その鏡に映るものを始末すること。
カナちゃんはついにそれを実行に移してしまいます。

オチに一瞬迷いましたが、こりゃすげーなーと読み直してしまいました。
矛盾が出ないよう、簡単に予測されないよう、
表現を制限しているような、でも読んでる最中には
まったくの違和感なく読ませてしまうところとか。
ここまで書いといてあれですが最後のオチは語らないでおきます。
もったいないから。


「八月の天変地異」
主人公のシンジに若干いらいらしました。
喘息もちのキョウスケの面倒をよくみていたことで、
クラスの連中からハブられることに危機感を抱き、
「俺にはゆうちゃんって友達が他の学校にいるんだぜ、
サッカーうまくて超かっこよくて女子にもモテモテなんだぜ」と
架空の親友を作り出すことで、
クラスの連中に「俺はキョウスケみたいな"下のほう"のグループじゃないんだぜ」
アピールをするわけです。
ところがクラスの連中もそこまでバカではないわけです。
あれは嘘なんじゃね?と囁かれ始めたころ、本当にその
「ゆうちゃん」が彼らの前に現れるのです。

でも読後はほんのりミステリアスで、結局なんだったのかな、
こうだったのかな、そうか~、みたいな感じ。
よくわからなくてすいません。


とりあえずこんなもんでしょうか。
面白かったであります。やっぱりプロの小説は違うなって感じでした。

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